ぼくがPS VR購入に躊躇する3つの理由
本日6/25、エディオン広島にてPS VR体験会へ行ってきた。
ぼくが体験したのは
- THE PLAYROOM VR(恐竜になって街を破壊するやつ)
- the deep(海中に潜るやつ)
の2種類だ(バイオハザード7は整理券の時点で配布終了だった..)
さて、とても楽しみにしていたPS VR体験。実際やってみると期待以上の没入感だったと言わざるを得ない。が、タイトルのとおり「ぜったい買う!!」とはならなかったのだ。そんな理由から入ろうと思う。
1.酔うひとは酔う
これ大事だよね。10分の体験を2回やったのだが、ともに「酔い度10%」くらいには陥っていた。1時間と続けると、まず「うー、気分わる。。今日はもうやめよ」となることうけあいである。
酔うかどうかなんて人によるしゲームによる、としか言えないのだが、まず人間の根源的なところでつまずいたことは、すこし残念だった。(楽しみたいのに楽しめない状況)
体験後アンケートにも
- 「面白いゲームが出たら酔い止め飲んででもプレイすると思うけど胃荒れが心配」
- 「ゲームは1日1時間ということを思い出させてくれる神髄だった」
と書いた。冗談に聞こえるけど冗談じゃない。ほんとそうなのだ。
2.首・頭の負担感がある
本体重量610g
HMD=重いというイメージだったものを、実用的かつ一般展開できるレベルにまで引きあげたことは素晴らしい。さすがソニーブランドと言わざるを得ない。が、それでも「まだ負担感は残る」と言える。
10分の体験では肩こりも何もするはずないのだが、これが1,2時間ともなると話は全く違ってくる。
頭への締め付けはそれほどでもなかった。「装着感が無くてすごい」って訳ではない。
下を向いたら頭から抜け落ちそ~やなという感覚もあった。実際ぐいっとしたを向いてみたが、そんなことはなかったが。何度もやるとずれてくるかもしれない。※そして位置が少しずれるとピントは途端に合わなくなる。
飛び込んでくる映像情報や、注目したい情報がたくさんあるため、眼にも脳にも負担感はある。さらに「頭の締め付け」「首への重み」という物理的負担感と来た。これも若いうちなら平気だろうけど、女子供老人、壮年リーマンにはツライッ!!
- 肩こり緩和・治療系の会社の株を買っておくのも一考の価値ありです。
3.メガネ持ちは、メガネを選ぶ必要がある
メガネの干渉問題が気になっていたぼくは、「縁の細くてシャープなメガネ(仕事用)」と、「縁の太めのメガネ(自室用)」で2つのゲームを体験してみた。
- 縁の細いメガネは干渉も無く・違和感も無かった
- 縁の太いメガネはディスプレイと顔面の板挟みに遭って、レンズに脂がべっとり付いた
以上の理由から、 少なくともぼくはPS VRを買うことにより自室用メガネを買い換えなければならないと判断している。地味に痛い出費だ。
とまあ、デメリットから先に挙げてしまったし本記事はここまでで言いたいことは全て言ったんだけど、やはり、人によってはこれを打ち消すほどの魅力がある。以下に紹介。
・没入感がすごい
ネットを見てると「しょせん1920x1080でしょ?」「ジャギがまだ目立つ」ってな意見もあるようだけどぼくの意見は違う。
矯正視力0.7のぼく(車運転可)が 海中探索するゲームを体験していたとき、サメの猛攻もそこそこに鉄パイプやガスボンベや岩肌やクラゲをよ~~~く近付いて観察していた。が、結論としては「まったく問題無い」である。ジャギ感も無く、近付いて見るほど「精巧に作られた仮想空間だ」と納得し、ただただ"PS4スゲェ"としか思えなかった。鉄の錆び感、光の反射感も良い。
解像度が低いなんて話は今後無視してよくなったのは、自分の中でひとつスッキリしたことだ。ちなみに視野角は想像通りかそれ以下っていう印象。
しっかり没入感ありますぜ。
・操作感がきっとすごい
PS VR体験会では新型コントローラは試せない。基本的に頭を振ったり近付いてモノを眺めたりする、という頭を振る使い方が主だ。
だけどそれだけでも充分にエキサイティングで、特に前述したとおり「対象に近付くと、良く見える」ことにいたく感動した。
文章にしてみると当たり前のようなのだが、ソード・アート・オンラインに喩えるならば「道ばたの花に注目するとより鮮明に対象を観察可能」みたいなアレ。実際にそんな機能はないのだがそれに近い感覚を覚えたのだ。スタッフに「立ち上がらないで……」と注意される程に。
これに加えてさらに新型コントローラで対象を掴んで、顔を近付けるなどして「よく見てみる」ということは、きっと更なる没入感も得られるし、これまでにない操作感に違いない。
自分が恐竜になりきって街を破壊しているとき「スプラトゥーンより操作おもしれぇ!!」と叫んでしまったのはここだけの話。
ゲームは新たなステージに来ているのだ。さすがVR元年は伊達じゃない。
おわりに
まず現時点では買う判断になっていないのだが、「ソニーよ、よくここまで技術を進歩させてくれた」と賞賛をおくりたい。
しかしどうしてもPS VRは、手放しで万人におすすめできるものとなっていないのが実情で、自分自身もそういえば太鼓の達人やガンコンというプレステ周辺機器が実家に眠っているなぁということをなぜか思い出し、「まさか数回やって飽きるなんてことねーだろうな」と、どうしても 踏ん切りはつかない。
もっとも「友人/恋人の家にPS VRがある」っていうのは最強のアドバンテージだろうね。ぼくだって「えっ、うっそ!?今度やらせて!!」ってなるもん。絶対なる。
意中の相手に「うちさぁPS VRあるんだけど……」って話のネタになるよね?絶対なる。
あ、結論が変わった
・彼氏彼女が欲しいヤツは絶対買え!
以上